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青春メモリー

第6章 初めての友達

あたしは走って逃げる。




「あ″ぁ?おい、待てよ。」




あたしが走ると相手も追いかけてく




る。





彼はとても足がはやいため、すぐに捕




まってしまった。




「な、何でここにいるのよ!」




「あぁ!?居ようが居まいが俺の勝手




だろ?」





彼はそう言うと、あたしを生徒会室の





前まで連れて行った。




彼の名前は安藤晶(あんどう あきら)





あたしと同じ中学校だった奴。





クラスで1人孤立していたあたしを勝





手に仲間呼ばわりしている。




とにかくうざい。





まあ、ちょっとは嬉しかったけど。





「お前生徒会室入る予定だったんだ




ろ?」




安藤はあたしを無理やり生徒会室に入





れようとする。





「ち、ちが・・・ちょっと、待っ・・・」





──ガラッ───




安藤が生徒会室のドアを開けた。

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