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好き好き好き好き…

第6章 あの子が好き

それが原因だろう

夏那ちゃんはあんまり私と話してくれなくなった

だから2人だけで話せる時間と場所が欲しくて
土曜日に遊ぶ約束をしたんだ


最初は前みたいに楽しく会話してた

でも途中からあの時の話になった

「ねぇ実夏。なんであの時逃げたの?私の事嫌いになったの?」

ってきかれたから
私は隠さず話した

「そうだったんだ…ごめんね実夏。またこんな風に話そうよ、学校でもさ。他人なんて気にしないで…ね?」

私は嬉しくて泣いてしまった


もう少し学校になれたら
夏那ちゃん達のところに行って
会話に混ぜてもらおうって決めた。


でもやっぱりなれるのに時間がかかりすぎた

夏那ちゃんは待ってくれなかった

ごめんね。夏那ちゃん。

でも待ってるって言ったよね?
実夏のペースでいいって
私は大切な友達だって

あれは全部嘘だったの?


ごめんね。夏那ちゃん。
あなたが悪いんだよ。

だから…許してね?


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