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好き好き好き好き…

第6章 あの子が好き

夏那ちゃんが1人でトイレへいった

私は後ろからついて行った

…カッターを手にして


夏那ちゃんが個室に入ったのを確認して

トイレのドアに鍵をかけた。

トイレには私と夏那ちゃんだけ…

「…嬉しいな」


私は夏那ちゃんが入った個室のドアの前に立った。


少しすると夏那ちゃんが出てきた。

そして私を軽蔑するように見た。

「なんでそこに立ってるの?他の所に入ればいいじゃない…気持ち悪い」

「確かにね」

そう言って私は1歩前へでた。

「ちょっと、何よ…どきなさいよ!」

夏那ちゃんは私を突き飛ばした。

"カシャンッ"

「…!!あんた何するつもりよ!そんな物持っ…」

「あぁ落ちちゃった」

私は落ちたカッターを拾って刃を出した。

「まっ待って!!止めて…だ、誰か!!!助けて!!!」

騒ぐ夏那ちゃんを無視して首にカッターを当てた。

「や、やだ…止めて…ご、ごめんなさい…!!」

少し力をこめると血がにじんだ

「夏那ちゃん…このカッターね昨日買ったから切れ味いいんだよ…痛くないから…ね?」

「止めて…や…めてっ…!!!!」

"プシャー"

私はカッターを降り下ろした。


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