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ヤンデレラビィ

第2章 俺の妹はヤンデレです


夏休み
両親が2人揃って旅行に行きたいから一週間家を開けたいんだけど……
と、言ってきた
勿論俺と舞南は快くOKした
家事のほうは舞南が殆どやってくれる
俺が手伝おうか、と言っても「手伝われたら逆にジャマ」と言われる
舞南の得意料理はハンバーグで俺の一番好きな食べ物もハンバーグだったので両親が居ないときはよく作ってもらったもんだ


そして親が旅行に行く当日

母さんは、大丈夫?2人で出来る?
と心配し
父さんは、親が居ないからって遊びすぎるんじゃないぞ
でも寂しかったら電話するんだぞ
と結局心配してくれた

2人を玄関まで見送った後俺と舞南はとりあえず夕飯の買い出しに出掛けた
今日の晩御飯はハンバーグだよ!あと3日位の晩御飯はハンバーグだからね!
と舞南が楽しそうに笑っている
絶対お兄ちゃんが美味しいって言えるハンバーグ作るからね!
なぜかその時背筋に冷たいものが走った
その時から今晩起こる事を何となく感じてたのかもしれない…

その晩
俺の感は当たっていた
夕飯を作っていたはずの舞南が包丁を持って俺のとこにきた
ー何か手伝ってほしいのか?
冗談混じりで言った言葉だったのに

「そうだよ……お兄ちゃんにハンバーグ作るお手伝いしてほしいの」

そう、ポツリ呟くとー

「だからお兄ちゃんには死んでもらわなきゃあっ!!!!!!!!!!!!」

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