テキストサイズ

ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第12章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・

ヌルっとした感触とクチュクチュと舌が絡まる音。



涼雅はキスに翻弄されそうになる自分を必死に制御していた。


頬を赤く染めながらも、
勇次の事をキッと睨みつける。



睨んだ先の勇次の顔もまた、興奮した雄の顔だった。


「ふっ・・んん・・・」


あまりの激しいキスに思わず甘い吐息を漏らしてしまい、
涼雅は恥ずかしさで顔を隠したかった。


くちゅ・・
ちゅぷっ・・


「ん・・はぁ・・・は・・ぁ」


ようやく唇を開放されたのは
かなり時間が経ってからだった。



「な・・・なにすんだよ・・急に」


「あれ・・・?もしかして俺のキスで感じた??」


「は?んなわけねぇだろ!!!」



激しいキスを交わした口の端から、
どちらのともわからない唾液が伝っていた。

涼雅は急いで拭き取ろうとしたが、
手を固定されていて拭えない。



「手、離せよ!!
なんのつもりだよ!!」





涼雅をじっと見つめる勇次。

いたいほどの視線に涼雅は思わず目を背けてしまう。



沈黙がやけに長く感じる。



静まり返った部屋の空気。
それを裂いたのは勇次の言葉だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ