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ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第19章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・③すれ違い編







ピンポーン



ピンポーン




「はーい!あら?勇次君!うちに来るの久しぶりね?元気にしてた?
涼雅なら部屋にいるわよ!」



「お久しぶりです。
ちょっとお邪魔します。」







勇次が階段を上がってくる音がする。布団にうずくまって涼雅はその音を聞いていた。




バタン―――――




「涼雅。どういうつもりだよ。」


「・・・・・」


「自分から呼び出して、待ち合わせすっぽかして、挙句に携帯の電源切ってどういうつもりだよ!!」




勇次は一気に布団を捲り上げた。
中にはうずくまっている涼雅。

こちらを向こうとも、話をしようともしない涼雅の態度に勇次は怒りすら覚えていた。、


「・・・かれる・・・」


「あ?」


「もう・・・勇次とは別れる。」


「なんだよ・・・
なんなんだよそれ!!!
理由言えよ。急に別れるなんて納得しねぇぞ!!」




勇次はうずくまってる涼雅を無理やり起こさせ問い詰めた。



「・・・泣いて・・んのか?」


涼雅は涙目でうつむいていた。



「・・・やだ・・・・
別れたくない・・・勇次・・・
俺・・・・・・・
勇次の事・・・・好きなのに・・・」


「お前、言ってることの意味がわかんねぇよ・・・」





涼雅は縋る様に勇次を抱きしめた。
きつく腰に手を回し、そして普段は絶対しないのに自分からキスをした。





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