無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「だって・・・俺わかんねぇもん！
勇次が俺の事ずっと好きでいてくれるなんて思ってねぇけど・・・
そんな期待しちゃダメだってわかってるけど・・・
だけど・・・


俺・・・このまま避けられるの・・・もう辛い。

俺ばっかり会いたいみたい・・・

俺ばっかり好きみたい・・・

やだよ・・

俺・・・不安・・・なんだよ・・・」







涼雅の必死の告白。

そんな涼雅を勇次はギュッと胸に抱きしめた。




「お前・・・勘違いしすぎ。」



「へ・・・？」



「今日会ってた女は・・・
そんなんじゃねぇよ。」



「じゃあ、なんだよ！？
仲良さそうに歩いてた。手も繋いでた！！」



「あれは、俺の新しい姉貴。
オヤジが再婚することになったから。
その相手の連れ子。」








連れ子・・・？

本当に・・・・・・？





涼雅の不安はぬぐいきれなかった。




そんなのなんも聞いてねぇよ。

俺に・・・なんも言ってくんねぇじゃん。






「だったら、なんで最近素っ気無かったんだよ？
電話してもすぐ切るし・・・冷てぇし・・・

会っても・・・

キスも・・・しなかった。」





「バカ・・・
キスしたら・・・止まんねぇだろ？全部しちまいたくなる。
だけど、姉貴いつ帰ってくるかわかんねぇから手出せなかったんだよ。」