ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第19章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・③すれ違い編
「もう・・・信じてくれる?」
涼雅は静かに頷いた。
変なふうに勘違いしてしまった自分が恥ずかしかった。
「涼雅・・・久しぶりに・・
する?」
「え・・・?
ココで?」
「おふくろさんいるから、うちに来てしよっか?」
勇次は涼雅の頭をくしゃくしゃと撫でながら立ち上がった。
そして涼雅の手を引いて、隣にある自宅へと足を向けた。
「あら?涼雅、どっか行くの?」
出掛けに母親に見つかり問われる。
「あ・・・あぁ、勇次んち。」
「あらそう。あんまり遅くまでお邪魔したらダメよ!」
「わかってる!俺そんなにガキじゃねぇよ。」
涼雅と母親の掛け合いに、勇次は思わずハハハっと声をあげ笑った。
こんなことで嫉妬してた涼雅は十分ガキだろ。
と勇次は心の中でつぶやいていた。
家を出て、すぐに勇次の家の玄関を開けた。
「誰も・・・いねぇの?」
「あぁ、オヤジは仕事だし、姉貴は母親とご飯に行くって言ってたから・・・
今は・・・・俺と涼雅だけ。」
チュッと音を立てながらキスをされる。
軽いキスが、すぐに深さを増して舌を絡めあう濃厚なものになっていく。
久しぶりのキスをたっぷりと楽しんでいると、不意に涼雅の腰がカクリと落ちた。
「キスだけで・・・腰抜けた?」
「う・・・うるさい・・・」
「涼雅・・・俺の首に腕回して。」
涼雅は言われた通りに腕をまわす。
そのまま抱き上げられキスをしながら勇次の部屋に行った。
勇次の部屋に二人きり。
勇次の匂いがするベッドに二人でなだれ込む。