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｢とりあえず、脱げよ｣


｢えっ？！｣


｢服ぬげっていってんの！
わりぃけど、俺ら短気だから怒らすなよ！

それと、嫌とか、ダメとか、無理とか、言うの禁止な！
お前は奴隷なんだから。｣


僕は早速後悔した。
パシリと奴隷って全然違うじゃん････(泣)
こんなのイジメじゃん･･･

仕方なく服を脱ぐ。

上からボタンを外すと上半身、裸になった。


ヒュー

誰かが口笛を鳴らした。
安部(ｱﾍﾞ)君だ。

隣のクラスでも結構目立つ存在。族にも入ってるって聞いたことあるけど、真相はわからない。


｢さっさと下も脱げば？｣

そう声をかけてきたのは、神谷(ｶﾐﾔ)君だ。

隣のクラスの委員長。メガネの奥から覗く目は少し冷たい。
なぜ彼が高尾君たちとツルんでるのかは謎だ。





僕は言われた通りズボンを脱ぐ。

パンツが１枚だけになると涙が出そうになる。


｢はい、最後の１枚。｣

そういうと高尾君は僕のパンツを容赦なく剥ぎ取った。


｢おっ！
ちんこふにゃふにゃじゃん！
ってかお前って童貞？｣



｢うん････｣


セックスどころかキスもした事ない。
彼女いない歴１８年だ。
情けなくて涙が溢れた。

｢おいおい、泣くなよ！
合意の上だろ？
俺らが無理やりやってるみたいじゃん？｣

高尾君はそういうと、僕の後ろに回って、耳元で囁いた。


｢はじめてなら、優しくしてやるよ。｣