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ギガキモス青春白書

第6章 Endless戦

信心は泰葉とお笑いイベントの打ち合わせもかねてディナーに誘った。
「最近すごいショックなことがあったの……。聞いてくれる?」
「もちろんだよ!なんでも話して。」
「ありがとう。実はつい最近年下の彼氏ができたんだけど、性格が子犬みたいにかわいくって体の相性もよくて…でも…。」
「でも?」
「私が信用しすぎたのがいけなかったのかも。25万かしたげたのにさらに私に黙って財布から5万ぬき盗ってたの!!」
「なんならそいつ!俺がフルボッコにしてやろうか!?」
「私暴力は嫌いなの。」
「でも一発ぐらい殴るか蹴るかせにゃあ!」
「とか言って私も一発やったんだけど。」
「やったんかい!」
「てへへ☆フルボッコならあの男の元カノたちがとりたてついでにしたみたいよ。」
「それってもしかして……灰音って子?」
「そうそう!たしか信心の元カノも灰音って名前じゃなかった?」
「うん。同一人物。」
「へぇー!世の中狭いね。」
「そうだね。泰葉、もう1回俺とやりなおしてくれないか?」
「え…それは……。(嫌…絶対嫌よ!)」
と 困惑する。
「今度こそ泰葉を幸せにする!俺のラストラブは泰葉しか考えれない!」
「そんなこと言ってまた裏切るんでしょ?」
「裏切らんよ!」
「釣った魚にエサあげない主義なんて結婚したってうまくいくわけないでしょ?それに浮気癖あるなんて最低!もう信じられないの。友達としてならいつまでも仲良くしたいわ。私とここまで合う人女友達にはいないし。信心は大切な大切な私の友達よ。」
「泰葉…。(うれしいような悲しいような…。)」

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