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ギガキモス青春白書

第3章 小便オヤジ

つづいて哲郎は灰音の母 聖子に電話。
「はいはい?」
「あのな、彼氏が話したいって言っとるからかわるな。」
「うん。」

「はじめまして!灰音の彼氏です!」
「どうも。母です。(なにこいつ!彼女の母親にむかって灰音って呼び捨てふつうする!?)」
「なにかしゃべってくださいよ!」
「用があってかけたんじゃないの?」
「別にー。ひまだからさぁ。」
哲郎の態度が気に入らない聖子は灰音の父 明雅に事情を説明し電話を変わってもらった。
「もしもし。」
「はぁ?あんた誰だよ?」
「灰音の父じゃ。」
「どうも!彼氏っす!実は灰音が俺に心ひらいてくれねーんです!」
「ひらきとーもなかろうな。おめーみてーな礼儀もしらんヤツじゃ。」
「そんなことねーって!」
「灰音のケータイでかけんなや!男なら自分のケータイでかけ!!」
「つーか男らしさってそんなんじゃなくないですよね?」
「ワシはおめーみてーなヤツ嫌いなんじゃ!!2度とかけてくんな!!!」
「ちょ…!また切られたし!」
そりゃ切るわ!と 思いながら無視していた。

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