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ギガキモス青春白書

第3章 小便オヤジ

自宅に帰ってからも哲郎の寝小便のことが衝撃的だったのかだいぶ落ち込んでいた。
帰ってからずっと元気がない灰音を心配する両親。
「寝小便!?あのガキ漏らしたんか!?」
と 明雅。
「うん。」
「うわっ!キタネー!」
と 聖子。
「さっさと別れ!そんなしょーもねー男!!!」
と 明雅。
「そうじゃ!あの口の聞き方も気に入らんし!別れ!!」
と 聖子。

たしかにあんな大酒飲んで小便漏らすやつなんかいらんし。
きのう電話切ったあと
「なんでおめーのツレと親はしゃべらんのばーなん?おめーもそいつらも全然俺に心ひらいてくれねーし!」
と 哲郎に攻め立てられたこともカチンときてた灰音。

電話して別れることを決意。
「親もツレもあんたに頭きとるしウチもあんたみたいな口の聞き方がなっとらんお漏らし野郎嫌いじゃけー別れよ!」
「嫌じゃ!なんで別れにゃいけんの!?」
「おめーが嫌いじゃけーじゃ!!」
「俺だっておめーみてーなメンタル弱えー女嫌いじゃ!」
「死ねやジジー!おめーみてーな男に本気になる女なんかおらんわ!」
「別にえーもん!俺元カノにこどもうませとるけー!!まぁ結婚するきねーけど。どーせ結婚するなら10代のこがえーなー。14歳とかたまらんなー!…おい!なんで切るんなら!!」

隠し子までいたことにイライラがとまらない灰音。
春香と寧々にぶちまけて少しスッキリしたので寝た。

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