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ギガキモス青春白書

第5章 ヒゲと不愉快な仲間たち

ひさしぶりに勇と会うことになった灰音。
岡山駅前でプリクラを撮ったあと。
「最近変な電話かかってくるんじゃ。」
「え?どんな?」
「留守電に男がオナニーしとる時の声とかヤリ目的の男が口説いとるのとか…。」
「あっははははは!ウケる!」
「ひろもヤリ目的の男から電話かかってきたって!」
「なにそれウケるー!あははははっ!(もしかして2人ともひ~のとこにのっとったのみてヤリ目がかけたんかな?ざまーみろ!)」
「笑い事じゃねーって!なぁ灰音、お金ちょーだい♪」
「は?ふざけんなよてめー!こないだの金先にかえせや!!」
「今度給料入ったら絶対かえすから!」
「おめーのゆうことなんか信じれん!!」
「お願いします!」
と 土下座。
無視して立ち去る灰音。
クスクス笑う声が聞こえ頭をあげてみると灰音がいないことに気づいて走って駅にむかう。

おもいっきし家に帰る気の灰音をなんとか説得して勇は自分の家に泊めた。

勇は灰音がお風呂に入ってるすきにこっそり2万抜きとった。
そして灰音と一緒にお風呂入ろうとお風呂場にむかっていると史子に呼び止められ
「こら!!行っちゃいけん!!お父さーん!勇が!!」
「ん?」
「な、なんでもないけー!」
と 父親にびびり逃げていく。

灰音がお風呂から上がり部屋にもどると勇が灰音の財布をいじっているのを目撃。
「なにしょんならこの泥棒猫!!」
と 蹴り飛ばした。
「ぅわっ!!」
「その2万かえせや!!」
「嫌だ!頂戴☆」
と 目をキラキラ輝かせて上目づかいに言う勇にイラッとした灰音は平手打ち。無言で勇につめよる灰音。階段前まで追いつめた。
「いや!!ちょ…ちょっとなに!?怖いんじゃけど!!」
「出せ!」
「えー。しょうがないなー。」
と お金を床に置きズボンのチャックを下ろし始めたので
「きたねーもんみせんなや!!」
と 階段から蹴り落とした。
「うわぁーーーー!」
と 階段から転げ落ちた勇。
母親が心配して
「どうしたの?あら!?勇!!」
と 部屋からでてきた。
「お金盗られたんでとりかえしただけです。」
と 部屋に戻っていく。

よくみたらもう2万財布にないことに気づき
「絶対勇の仕業じゃ…!」
と 怒りモードの灰音は勇の財布から2万奪い取った。

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