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ギガキモス青春白書

第5章 ヒゲと不愉快な仲間たち

そして灰音が泊まってる部屋にあった勇のエロビデオのテープをはさみで全部切り、エロDVDは真っ二つにして何事もなかったかのようにもとの場所にもどした。

なにもしらない勇はお風呂からあがってすぐ灰音のケータイから寧々にかけた。 「最初出て。」
と ケータイを渡されイラッとする灰音。
「勝手にかけんなや!つーか誰にかけたん?」
「寧々ちゃん♪」
と 目をキラキラに輝かせた勇にさらにイラつき
「痛っ!はなして…!」
気づいたらほっぺをつねってた。
ビバリとルイがはじまったからもう電話切ろうかなと思ったら寧々が電話に出た。
「もしもし。」
「もしもし。あのな。」
「うん。」
「彼氏が寧々ちゃんと話したいって言っとるからかわるな。」
「(えーあのおっさんと?話すことなんかなにもないんだけど。)うん。」
「もしもし寧々ちゃん♪」
「はい。」
「灰音ちゃんの彼氏です!」
「はい。(しっとるわ!!)」
「どこ住み?」
「岡山。」
「じゃー今度遊びに行くけー!(いーよ☆って絶対言ってくれるはず♪)」
「来んでもえーよ。」
と  即答。
「え……?」
と 固まる。
「来んでもえーよ。(ビバリとルイみよーるのになんならこいつ!!)」
予想外の冷たさに沈む勇。音もれで聞こえた灰音は笑いをこらえるのが大変だった。
「じゃあ…灰音ちゃんと一緒に行くわ…。」
「ふーん。」
と ツンデレを通りこしてドライな寧々に幻滅した勇。寧々に電話を切られた。
「来んでもえーって言われた…」
「ははははっ!ウケるー!」
「全然ウケんわ!次春香ちゃんにかける!」
「は?!」

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