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パパはかわら版

第4章 パパはかわら版C

良江「あ、お父さん、おはようございます」
橋龍「ああ、おはよう」
幸江「パパ、食べる、おにぎり作ったの」
橋龍「いいよ。水くれるか」
初江「昨日は凄かったよね。酔っぱらって、玄関で倒れてたんだから」
橋龍「ああ、そう。悪かったね、私は、覚えてない」
幸江「お前らも飲めってうるさかったんだから」
橋龍「ほんとうにそんなこといったか。君ら、いくら私が酔っぱらってたからって、勝手に話は作るな」
初江「ええ、ほんとうにいってたよね」
良江「いってました」
幸江「私達が布団まで運んだんだよ」
橋龍「ん、そうだったのか。それはありがとう」
橋龍は水を一杯飲んだが、気持ちが悪くて2度寝したいぐらいだった。3人は、寺子屋の話題で盛り上がっていた。

橋龍「きみらうるさいよ。もう少し静かにしなさいよ」
良江「全部、初江さんが悪いんです」
初江「あんたを、相手にする男なんている」
良江「その言葉は、全部初江さんに返します」
初江「鏡見なさいよ。醜いって書いてあるでしょ」
良江「そんなの書いてあるわけせんよ。それに私、初江さんには負けていないと思います」

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