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弥生「どう、子供たちと一緒にご飯は食べてるの」
橋龍「ああ、酷いもんだよ。ゆっくりしたくても、たたき起こされるんだ」
弥生「ちょうどよかったじゃない。酒の飲み過ぎはよくないわよ。生活習慣を変えなさいよ」
橋龍「変えるのはいいけど。あんなうるさい連中と食事なんか毎日してたら、気がめいってしまうよ。からだには、よくないね」
弥生「屁理屈ね。しかし、あの子たちは、どういう子たちなんでしょうね」
橋龍「何だよ。君は気にしないんじゃなかったのか」
弥生「何よ。気にしないなんて言ってないじゃない。詮索しないって言っただけよ」
橋龍「十分詮索してるじゃないか」
弥生「そんなの当たり前じゃない。親戚の子らしからぬ子たちが、親戚の子になっているんだから」
橋龍「なにいってるんだ。親戚の子は、親戚の子だ」
弥生「そうかしら、ほんとうはあなたの子なんじゃない」
橋龍「そ、そんなことないよ。あの子らがか。全然違うよ。私には似てないだろう」
弥生「どうやら、核心をついたようね。まあ、だからどうってことはないけど、無責任な行動はとらないことね。それは、私に対する裏切りであるとも思うわ」
橋龍「おかしなことを言うな。それに、何で君に対する裏切りなんだ」
弥生「さあ、責任だけはとりなさいって言っているのよ」
橋龍「それは、君に対してということか」
弥生「さあね。私は、あの子たちに対する責任の話をしてるの」
橋龍「だから、親戚の子だ。親戚の子を預かっている責任は果たすよ」
弥生「そう。それなら、それでいいわ」