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初江「いいわよ。あんたは余計なことしないで」
幸江「だって、そんなことで喧嘩したって、しょうがないじゃない」
初江「違うのよ。そういう問題じゃないの。生き方の問題なのよ」
幸江「生き方。なによ、それ」
初江「良江ちゃんは、寺子屋の先生になりたいんだって。それがかっこいいんだって言ってるのよ」
良江「かっこいいなんて言ってませんよ。初江さんが、そんなのかっこよくないって言っているだけじゃないですか」
初江「あんた、私を女郎扱いしたわよね」
良江「別に、そんなことありませんよ。ただ、初江さんの話を聞いて、総合すると、女郎が思いついただけです」
初江「いいかげんにしろ」
幸江「もういいじゃない、そんなの。それより、どうすんの。直也君のいないとろで喧嘩したり、家まで後をつけたり、もう病気だよ。すっきりさせようよ」
初江「ほうっといて。タイミングは自分で見つけるよ」
幸江「それならいいけど。一人でまたつけたりしないでよ」
初江「あんたさっきから、私のことバカにしてない」
良江「妄想ですよ。バカにされるのが嫌なら、勉強してください」
初江「あんたとは、話があわないわね」
良江「そうですね」
幸江「もう、すっきり、告白で決着つけてよ。恨みっこなしで」
初江「分かった。それでいいよ」
良江「ええ、そうですね」
幸江「できるだけ、早くね。私こんな雰囲気いや」