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パパはかわら版

第6章  パパはかわら版E

初江「ねえ、ディズニー屋敷だけど、どうやっていくか知ってる」
幸江「あれって、お台場でしょ。歩いてはいけないわね」
初江「そうよね。やっぱり船でいくのかな」
良江「そうですよ。誰だったかそういった話してましたよ。一時ぐらいかかるそうです」
初江「ええ、いくだけで一時」
良江「そういってましたよ」
初江「お台場って、そんなに遠かったっけ」
幸江「そんなにかかんないんじゃない。それだったら、泊まってくるしかないじゃん」
良江「確か泊まるところもありますよ」
幸江「あきらめた方がいいね。パパがそんな遠いところに連れてってくれるとは思えない」
初江「なにいってんのよ。それぐらいのことであきらめられるわけないじゃない。あんたたちだっていきたいんでしょ」
幸江「まあね、いきたいっちゃあ、いきたいけど、どう考えても子供だけでいくところじゃないでしょ」
初江「だから、パパに連れてってもらうんじゃない」
良江「どうでしょうね。あの感触では無理なんじゃないですか」
初江「あんたは興味ないんでしょ」
良江「そんなことありませんよ。連れていってくれるんだったら、いきますよ」
初江「だったらあんたも考えなさいよ」
良江「ええ、なにをですか」
初江「パパに連れてってもらう方法よ」
良江「はあ」

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