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パパはかわら版

第6章  パパはかわら版E

初江「なんだよ。あんたらもいくんだよ」
幸江「ええ、私らも。いやだよ」
良江「いいじゃないですか。弥生さんちにいってみましょうよ」
幸江「どうしたの。良江ちゃん。珍しいね。弥生さんのこと目の敵にしてなかったっけ」
良江「誰が目の敵にしてました。私は、立派な人だと思いますよ。なにしろ、旗本の娘ですから、一度見てみたいじゃないですか、どういったお屋敷なのか」
初江「今日は、あんた輝いてるわ。これで、いくしかないわね、3人で」
幸江「しょうがないや」 良江「それじゃね。勇作君」 勇作「おーい。俺は置いてきぼりか。そうだろうな。弥生さんね。誰だったっけかなあ。そうか、知らない人だ」
3人が帰ろうとしたところで、先生にあった。
先生「どうしたんですか、あなたたち」
初江「すいません、早退させていただきます」
先生「なんですか、3人で」
初江「おじさんが、事故にあったっていうから、心配なんです。すみません」
先生「橋龍さんが、事故。それは大変ね。なんでしょ。野次馬にでも襲われたのかしら」
3人は、ほとんど、先生を無視する形で、出ていった。

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