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パパはかわら版

第6章  パパはかわら版E

橋龍「なんの話をしてるんだ」
そのとき、本当にそのあてとやらが来た。
勇一「ああ、こんばんわ。ああ、橋龍さん、失礼します」
橋龍「ええ、どうしたんですか、こんばんわ」
勇一「じつはですね。3人の姪御さんが、ディズニー屋敷に行きたいという件なんですが、その話を聞いていてですね、それならばみんなで行こうということになりましてね、橋龍さんにその許可をもらいに来たのです」
橋龍「お前ら、お隣さんにまでそんな話をしたのか。いったいどうなってるんだ」
勇一「いえいえ、私の家でもですね、以前からディズニー屋敷に行きたいとこの勇作が行ってましてね、それを、突っぱねては来たんですが、3人の話を聞いていたら、それもどうなのかなと思いましてね、妻にそれを話しましたら、それじゃあ、思い切ってみんなでということになったんですよ」
橋龍「いえいえ、お隣さんがそういってくれるのはありがたいのですが、そういうわけにはいきませんよ」
勇作「なんで」そういって橋龍を睨み付けていた。橋龍もこの子は、どことなく好きにはなれなかったので、にらみ返した。
幸江「ねえ、パパいいじゃない」
初江「そうよ。これですべて丸く収まるじゃない」
橋龍「いいわけないだろう。お前たちは、本当に人様に迷惑ばかりかけて、何とも思わないのか」
勇一「いいえ、橋龍さん。今回の件は、うちの方で言い出したことですから、姪御さんたちのことは怒らないでください」
橋龍「それでもですね、、」
そういったところに、時枝がやってきた。
時枝「こんばんわ」
橋龍「ああ、こんばんわ。どうぞ、どうぞ」
時枝「すいません、それじゃ、おじゃまします」
勇一「いえね、橋龍さんにはいったんですけが、橋龍さんもそれは迷惑だろうからという話なんです」

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