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パパはかわら版

第7章 パパはかわら版 F

初江「やっときたね」
幸江「そうね」
良江「粘ったかいがありましたね」
初江「ちょっと、忘れないでよね。私が、粘ったんだから」
幸江「分かってる、分かってる。初江ちゃんのおかげだよ」
初江「そう、それならいいけど。これは、どうなってるんだろうね」
良江「あっちに、ディズニー屋敷の地図がありますよ」
初江「ああ、ほんとだ」
3人は、入り口の地図を見渡した。
幸江「へえ、結構見るところいろいろあるね。どこから見に行く」
初江「やっぱりミッキーでしょ」
良江「そうですね。ミッキーを見ないで帰ったら、なにしに来たのか分かりませんよ」
幸江「ようし、まず、ミッキー行こう。ねえ、勇作君のお父さん。私達ミッキーに会いにいきたいんですけど」
勇一「みなさん、そんなに先にどんどん行かないでください。はぐれてしまったら大変です」
幸江「すいません。ちょっと、興奮しちゃって」
勇一「いいえ、かまわないんですが、絶対はぐれてはこまりますよ。一度はぐれたら、これだけの人がいたら、見つかりません。それと、もしはぐれた場合は、もう一度この入り口に戻ってきてください。これだけは、忘れないでくださいよ。それにしても、凄い人数ですね。一度にこれだけの人を、私は見たことがありませんよ」
時枝「そうね。でも、これは大変ね。本当に、ミッキーはみれるのかしらね」
勇作「僕は、ミッキーはどうでもいいよ。それより、珍しい動物がいるんだよ。外国から来た動物がいっぱいいるんだ。それを見ないと」
初江「でも、勇作君、今日だけは、ミッキーを見させてもらうわよ」
勇作「ちょっと、君らはついてきただけなんだから、僕のいうことを聞いてもらわないと困るよ」
初江「そういうわけにはいかないのよ。こっちは、おじさんと喧嘩してまでやっと来たんだから」

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