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パパはかわら版

第7章 パパはかわら版 F

それからも、5人は、何カ所か見て歩いた。珍しい猿や鳥だのトカゲだのがいたのだ。

初江「なんだかんだいって、みんなかわいいじゃん」
良江「そうですね。結構面白かったですね」
勇作「そうだろう。だから、俺はここへ来たいっていったんだよ」
初江「分かった、分かった。もう少しみれるんでしょ」
良江「そうですね、あとゾウですね。それと、ライオンです」
初江「ライオンかあ、虎より怖いっていうんだからね、でもしょうがないね、ここまで来たら、見に行くしかないよ。ね、勇作」
勇作「うう、うん」
幸江「勇作、大丈夫」
初江「なによ、ちょっと、心配なんかしちゃって、いい雰囲気になって来ちゃったわね」
幸江「ちょっと、あんた、いつもいつも、そんなことばかりいって、ほんとあんたの方がライオンより怖いわ」
良江「それじゃあ、いきますか。ライオンに」
初江「ようし」
そして、とうとう、動物園のクライマックスといっていいライオンのところに来たのだ。結構人もいたが、凶暴なこともあって、本当に遠巻きに見る感じだった。それでも、鎖に繋がれているだけではなくて、檻にはいっていたので、あまり危険とうわけではないようだった。

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