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良江「こうしてみると、動物の方がかわいかったですね」
幸江「そうそう。あっちの方がよかったかな」
初江「怖かったけどね、私も動物楽しかったな」
勇作「君らには分からないんだよ。ものの善し悪しなんて。俺は、さっきのは面白かったと思うよ」
良江「勇作君は、動物にはびびりまくってましかたらね」
幸江「もういいじゃん。その話は」
初江「おお、あんたかばうんだ」
幸江「そっちかよ。もう、大変なことになったんだから、その話はよしておこうよ」
初江「まあ、そうか」
勇作「おい、そんな扱いかよ、俺は」
初江「もういいよ。みんな忘れるよ」
勇作「なにを忘れるんだよ」
初江「あなたがだらしなくて涙もろいことよ」
勇作「ちょっと、待ってくれよ。聞き捨てならないな」
初江「なによ、急に偉そうに」
勇一「まあまあ、今日はこれで終わりです。どうしますか。後は、みなさん、おみやげは買いましたか」
幸江「ああ、私達買っていません」
勇一「それじゃ、買ったらどうですか橋龍さんに」
初江「でも、おじさんは、いらないんじゃない」
良江「そうですね。おみやげなんか買っていたら、帰りの船の待ち時間も増えてしまいますね」
勇一「いいじゃありませんか、待ち時間が少し増えるぐらい」
勇作「俺は嫌だよ。待ち時間が増えるなんて」