テキストサイズ

パパはかわら版

第2章 パパはかわら版A

弥生「今日、変な女の子が何人かいて、パパ、パパって言ってなかった。あなたその後、何かはなしていたわよね」
橋龍「ええ。ああ、あれ見てたの。あれはなんでもないよ。そうそうそう、親戚の子だ」
弥生「ああ、そうなんだ。パパってどういう意味なの」
橋龍「パパ。そんなこと言っていたかなあ」
弥生「言っていたわよ」
橋龍「そんなのどうでもいいよ。それより」
弥生「ああ誤魔化そうとしてる」
橋龍「んん、、」
弥生「でも、手を出すって言う年にも見えなかったしね。あれえ、どういうことだろ」
橋龍「だから、親戚の子だよ」
弥生「ええ、なんか嘘っぽ~い。また騙されてんのかなあ」
橋龍「そんなことないよ。私は瓦版だよ。嘘言ったら商売にならないよ」
弥生「仕事がどうか知らないけど、酔えば女、素面でも女。女、女、女」
橋龍「どうしたの」
弥生「え」
橋龍「機嫌が悪いみたいだからさ。お父さんにでもなんか言われた」
弥生「そんなの気にしないわよ。私は、あなたの話に疑問があるだけ。なんか納得できない感があるのよ。ああもういいわ。いつものことだし、気にしてらんない」
橋龍「なんだよ。それじゃ、私が悪いみたいだよ」
弥生「んん。じゃ、はっきりさせる。家にいるなら、今から行ってもいいのよ。私が、直接あの子たちに聞いてみる」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ