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パパはかわら版

第2章 パパはかわら版A

良江「ほんとですかあ。もしそれが本当だったら、私お嫁にいけません」
初江「何、そんな先の話してんのよ。それどころじゃないわよ。今を何とかしてよ」
良江「今どころじゃありません。もし本当なら大問題です」
幸江「初江ちゃんは、耳栓でもすればいいわよ」
良江「私はどうなるんですか。結婚できません」
初江「それじゃ、あんたのお母さんと同じじゃん。もしかしたら、それでパパが逃げ出したとか」
良江「私のお母さんはそんな人ではありませんでした。いびきも、歯ぎしりもしませんでした」
幸江「もういいじゃない。パパも目が覚めているみたいよ」

橋龍は、自分の寝室から出てきた。

橋龍「もうなんだ。君らうるさいよ」
3人「パパ、おはよう」
橋龍「いや、おはようじゃないよ。こんな早くから、騒いでいたら、私が眠れないじゃないか」
幸江「明け6つは、もうとっくに過ぎてますよ」
橋龍「明け6つって何いってんだ。私は、5つまでは寝るんだ。いいか、これからは、5つまでは、起こすなよ」

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