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パパはかわら版

第2章 パパはかわら版A

幸江は買い物に行こうと2人を誘ったが、良江は、行かないと言ったので、初江と2人で行くことにした。このあたりは、青物も肉も魚もやたらと高いので、どこに買いに行けばいいのか分からなかった。そのために、2人は、そばを食べて帰ってきてしまった。その帰りに、隣の勇作の父の勇一にあったのだ。

勇一「ああ、君たち、橋龍さんのところにいる親戚の子だね」
初江「ええ、誰、おじさん」
勇一「ああ、私は、勇作の父親の勇一です。昨日勇作が君らにあった話をしてくれてね、そうじゃないかな~と思って。ねえ、そうでしょ」
幸江「ああ、勇作君のお父さんですか」
初江「ああ、あいつのね」
勇一「勇作は、かわいい子がきたって喜んでいたよ」
幸江「はあ、そうですか」
勇一「勇作はね、私に似てて、いい男でしょ」
幸江「、、はい、まあ」
勇一「これからも、よろしくね」
幸江「ああ、よろしくお願いします」
勇一「君らはどこに行ってきたの」
初江「買い物に行ったんですけど、どこも高くて、結局何も買わないでかえってきちゃった」

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