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パパはかわら版

第3章 パパはかわら版B

幸江「ねえ、パパ帰ってきたんじゃない」
初江「ん、そうね」
良江「今日も、もっと遅くなると思いましたが、お酒を飲みにいかなかったんじゃないでしょうか」3人は、玄関にいって、橋龍を迎えた。
橋龍「なんだ、まだ起きてたのか。子供は早く寝ろ」
初江「ずいぶんな言い方じゃない。言われなくったって、もうすぐ寝るわよ」
橋龍は、部屋へ入って、着替えをしたが、子供たちには、入ってくるなと怒鳴った。そして台所へいって、酒を持ち出し、書斎へ上がった。子供たちもついてきたが、あまりいい顔はしなかった。
橋龍「なんだ。もう寝なさいと言っているだろう」
幸江「なんか態度が悪い」
橋龍「そりゃ、君たちがいるからだろ。私は、疲れているんだ」
初江「どうせ、女遊びかなんかでしょ」
橋龍「何をしようが私の勝手だ。気にくわないなら出てけ」
幸江「今日、寺子屋へ行って来た。みんなが楽しそうに勉強しているのをみたら、私も一緒に勉強したくなっちゃった」
橋龍「寺子屋、、、それなら、君らもといたところへ帰りなさいよ。そしたら、友達にも会えるだろう」

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