テキストサイズ

パパはかわら版

第3章 パパはかわら版B

幸江「帰れっていわれたって、私達お母さんがいないからここへきたのに、、」
初江「自分勝手なのよ。酒は飲む、子供は作る、それでもって後は知りませんなんて、それでよく瓦版やってられるわ」
橋龍「、、、」
良江「お父さん。私のお母さんは、私が、有名私塾にはいることを望んでました。だから、寺子屋だけは、どうしてもいかせてください」
橋龍「うるさい。とにかく、今日は寝なさいよ」
初江「だめよ、この人。自分のことしか考えてない。今時寺子屋にいってない人なんていないのに」
橋龍「なんだ、その口の効き方は。私は、君らがどこにも行くところがないと言うからおいてやっているんだ。それがきにくわなければでてけばいいんだ」
幸江「なんかいやなことがあったのかもしれないけれど、それでも、いいかたってあると思う。普通の子だったら、誰だって寺子屋にいっているんだから、話ぐらい聞いてください」
橋龍「それだったら、今度にしなさい」
初江「知らん顔するだけよ。今度今度って、先延ばしにする気」
良江「私も、そう思います。私にとって、これは重要な問題です。お願いします。寺子屋にだけはいかせてください」
橋龍「疲れているのに、なんなんだお前らは。もう、この話はするな。するんだったら、今すぐ出てけー」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ