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パパはかわら版

第4章 パパはかわら版C

まあ、だいたいこれで、弥生の感が当たっていたのだけは確かだった。何らかの事情があるのは間違いなさそうだった。その後も、しばらくの間、弥生は3人と話をしていたが、日も暮れてきたので、帰っていった。

3人は、夕食の支度をして、橋龍を待っていた。橋龍は、弁当を買ってくるか、店屋物を取るか、それでなければ、飲みにでも行ってしまうかだったが、とりあえず、ある程度の時間までは、待つことにした。しばらくして橋龍は帰ってきた。やはり、弁当を買ってきたようだ。それでも、惣菜も買ってきた。

橋龍「どうだい、これで食べなさい。おいしいよ。ここのお惣菜」
良江「ほんとう、おいしそうですね。ありがとうございます」
幸江「うん、おいしそう。でも、親子で別のものを食べるっていうのは、私はいいとは思わない」
橋龍「なんだ。またその話か。それは、何度言われても、同じだよ。私らぐらいの年齢になったら、君らの作ったものなんか食べれないんだよ」
初江「私達ずっと待ってたのに、酷い言い方」
橋龍「だから、待ってなくていいっているだろう。ほんとに、そんなことされても困るんだよ。仕事で遅くなることもあるんだ」
初江「お酒か女じゃん」
橋龍「、、、」

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