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ショタコイ

第1章 追憶

ツンツンに固めた茶髪にピアスとカラコン、そしてそのキザな言動。


ユウくんのほうが。


彩はそんなことを思っていた。


ユウくんのほうが。


彩は、異性と接するとき、いつも1人の特別な存在と比較していた。


そして比較すればするほど“ユウくん”の存在が、比類なきものだったと、彩はその度に痛感する。


「彩ちゃんさ、どっかで見たことあるような気がするんだけど…」


突如、ケイタが彩に顔を寄せる。


「ちょっ!…なに?いつも、そうやって女の子持ち帰ってるの?」


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