ショタコイ
第4章 手を伸ばせば、光に届きそうな心地だけ残った。
「16歳になるまで生きて」
俺に生きて欲しいと、願ったあなたを今でも、覚えています。
俺に幸せになってほしいと、祈ったあなたを今頃、思い出してます。
届かないと分かっていても、ちぎれんばかりに手を伸ばした俺は愚かでしたか。
16歳になるまで生き延びて、100歳になっても生き続けようと、思えたのはあなたのおかげです。
守りたかったのか、護られたかったのか、俺のあの時の気持ちは、あやふやで。
でも、確かに言えることは、あなたと一緒に生きたいと思った気持ちは真実だったということ。
愛してます。