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天海有紀編

第1章 1

「結婚てほらタイミングでしょ」
「ほんとうにそうですか」
「、、何、これって雑誌でしょ。聞き手がなんでそんなこというのよ」
「ああ、すいません。大丈夫ですよ。活字になったら、天海さんの思った以上の文章になってますから」
「ほんとうでしょうね」
「はい」
「それならいいわ。それで何」
「ああ、結婚です」
「だから、タイミングでしょう。あなたはなんだと思うのよ」
「そうですね。まず、相手がいないと」
「、、、そんなのね。私だって分かっているわよ。相手がいないで、タイミングだっていっているわけじゃないの」
「そうですよね」
「そうよ。それじゃ、変態じゃない」
「で、相手はいるんですか」
「、、、何、喧嘩でも売ろうっていうの」
「いえ、だから相手がいなければ、結婚できないんですから、まずそれを聞かないと」
「、、、それはプライベート」
「いないんですね。どれぐらい」
「、、、だから、プライベートっていってるでしょ」
「じゃ、結婚は当分なしと、、、」

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