従兄弟は人造人間!?
第2章 死の淵からの生還
スッ
御門さんはゆっくりと腰を上げ、机に散乱した書類の山から一枚の書類を取り出した。
御門「これならどう?」
そう言って俺に見せてくれる。
俺「《地球滞在許可証》?《地球での全宇宙人の治療を目的に無期限間の滞在を許可する》」
他にも下の方に電話番号や御門さんのサインが書かれていた。
俺「嘘にしては手が込んでるな」
御門「信じてくれたかしら?」
俺「半信半疑ですけど」
御門「それでもいいわ」
俺が宇宙人というビックリサプライズはさておき、問題は…
俺「俺の今後の生活が解決してないんですけど」
御門「心臓なら何とかなるけどその前にこの書類に承諾してくれるかしら?」
俺「?」
御門さんはさらに一枚の紙を見せてきた。
そこには、
俺「《私、夕崎春は御門涼子の実験体(モルモット)&奴隷(パシり)として生きていく事を誓います~!?》因みに断ったら?」
御門「何の治療もせずにピースメーカーを外して路地裏にでも捨てr「誓います」わかったわ」
半分以上脅しみたいな交渉で俺はパシりになった。
ちょうどその時、『ピンポーン』と家のチャイムがなった。
その音に気づいた御門さんは待っていたかのように玄関に向かった。