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鳴宮くんは悪い子‼

第2章 屋上で。



「………」

私は、売店で買ったパンたちを袋から出し、ついでに貰ったおしぼりを出した。
ビリビリ…

そして、細かくちぎったおしぼりの残骸を持って、眼鏡男子の方に近寄る。

「…なんだよ…」

そして、

「って‼なにす…イテテテ!!!!」

湿ったおしぼりを照れながらも眼鏡男子に擦りつける。

血が少しおしぼりに付いたけど、なんだか放っておけないし。

かっこいいからってのも、あるからかな。

親切にしたくなる。

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