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二度目の恋

第2章 臆病な自分と、優しい彼と

しまった…と頭を抱えている宮崎。


「頭抱えて困ることじゃないのに…この人は」


かおるが半ば呆れたように呟く。

「メールを返信してもいいですか?」


「…いいよ。この人は気にしないで」


なぜ宮崎が未だに独り身なのが改めて分かる気がした…

その様子を見ながら、かなみはメールを返信する。


〈お疲れさま!
遅くまで大変だね~
私も帰り際に仕事頼まれて残業だった…(泣)
で、今依頼した課長さんがお礼にって、かおるさんも一緒にごちそうしてもらってる最中。
帰りもタクシーで送ってくっていってるし、大丈夫だよ。

マル君もひさびさの土曜休みだからゆっくりしてね。
また連絡しま~す



「よし。」


送信完了の画面を確認して、携帯を置くと


「お待たせしました~」


頼んでいた料理がテーブルに並べられた。


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