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二度目の恋

第3章 前触れ

その時、テーブルに置かれたかなみの携帯が震えた。

…なんでこんな時に、と思いながら開く。和也からのメールが来ていた。

〈パルコにいるから着いたら電話して。あ、お店は任せて良かった?〉

ここで返すと、すみれ達にからかわれるのがオチだ。

「彼氏さんですか?」

「…残念ながら、メルマガでした~」

笑顔で聞いてきたすみれにそう言って、携帯を閉じると納得したようだ。


「さて、そろそろ行くかな」


携帯やポーチをバックにしまい、イスに掛けたトレンチコートを羽織る。


「あ、相葉ちゃん。ご飯の日にちとかまたメールして。」

「了解です!」


「じゃ、お疲れさま~ 食べ過ぎに気をつけてね」


「野瀬さんも、明日遅刻しないように気をつけてくださいね~」


「はいはい…」


すみれの言葉に苦笑して、更衣室を出た

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