-イジメ-
第1章 始まり
気付いたらベッドにいた。
おそらく保健室だろぅ。
なぜか、なぜか急に涙が
あふれでてくる。
持つ必要の無い罪悪感が
頭をよぎった。
<<シャッ>>
カーテンが開けられた。
担任の木本キモトだった。
木「大丈夫かッッて!!なに泣いてんのッッ!!!」
「・・・・・・・・。」
木「おしッッ!!」
<<バンッッ>>
いった・・肩を思いっきり
叩かれた。
木「涙が出なくなるまで泣けッッ!!!」
<<シャッ>>
カーテンを閉めて出ていった。
「はぁ・・・」
ため息をつく。
でも相変わらず目頭から
溢れだしてくるものは
止まらない。
自分はこれからすごく
辛い毎日を過ごして行かなくちゃ
いけない。
それはわかってた。
前まで自分はいじめてる側
だったから。