
愛されて。
第1章 第Ⅰ章
考えている最中に、行為は終わっていた。
隣ですやすやと眠っている航輝を起こさないように、ホテルを後にした。
急ぎながら、あたしの家に向かう時、ふと携帯に目がいった。
携帯を見ると
新着メール21
不在着信52
こんなに?!
あたしは目を疑った。
なぜなら、全部彰吾からだったから…
メールを見てみると
『まだ来てないみたいだけど、どうした?』
『ねぇ、電話出て!!』
『大丈夫なのかよ?電話出ろ…』
など、さまざまな内容…。
心配、してくれたの…かな
不謹慎だけど、嬉しい。
