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さんようちゅうとコンペートー

第1章 第一章

コインランドリーで洗いたての洗濯物がイイ香りだ。車内に芳香剤を置かない主義の俺はこの香りが一番好きだ。ま、嫌いなヤツなんていないだろうけど。




「うう…うう…」




急に薫子が泣き出した。




キャラメルフラペチーノの入れ物を力強く握る音がする。頼むからこぼさないでと言えるほど俺は無神経じゃないぜ。そっと手から取り上げた。




俺は慰めるのが下手くそだ。顔が引きつってるって言いたいんだろ?分かってるさ。でもこんな時は皆なんて言ってんの?




あっついぜ。これで4回目だぜ。

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