愛恋縁一方的愛情劇
第1章 遊び人は凶暴な狼
そのまま、何も言わないで行為を止めようとしない惇君は、僕の制服に手を忍ばせて、脇腹や胸を触る。
「んッふ…ゃ」
声を押さえるのに必死で、惇君の行為を止めることはできない。
「どした?口押さえて。気持ち良いから喘ぎ声でちゃいそ?」
「ぁッゃ…」
こんなの一度もないじゃないか。
惇君からこんなことされたのは初めてだ。
しかも、図書室に居たよね?
どうやって僕と一緒の電車に乗ったの?
「ひ…ゃッ」
僕の乳首を惇君はコリコリと指で遊ぶ。
「んんッ…ぁあッ」
我慢すればするほど、意識すればするほど、僕の声は大きくなっていった。
「もう少し声抑えらんない?乳首コリコリだよ?」
惇君は、僕の耳の中に舌を這わせながら言った。
生暖かくて、ヌメヌメした舌が僕の耳を犯す。
チュクチュク…チュ
「ぁッ耳らめッ…」
耳元で、止まらない水音は僕の理性を溶かしていく。
抵抗するために突っ張っていた腕は、力無くだらんと垂れて、惇君の腕に乗っかっている。
「耳良いんだ。」
楽しそうに呟く惇君は、僕の聴覚を確実に犯していった。
そして、僕の服の中で、誰にも気付かれることなく蠢いているのは、惇君の指先。
惇君の指先は僕の乳首をつまみ、潰し、こねる。
もはや胸に手を滑らせれば乳首で突っかかってしまうくらい、僕の乳首はコリコリとたっていた。