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不器用なアナタのそばに…

第1章 彼らとの出会い…


 

 
蓮に強く引き寄せられたみきはバランスを崩して蓮の胸に倒れた。
その体勢を利用して蓮は逃げられないようしっかり腕を掴んだまま、腰に手を回す
 
 
『(……痛ッ、鼻をぶつけ…)』

みきは蓮の胸に倒れたせいで鼻をぶつけ、涙目で痛みに堪えながら顔をあげた
 
そこには唇と唇が触れそうな程近くに蓮の顔があって思わず目を見開く
 
 
『あ…っ//』
 
 
 
「なんだ、惚れたか?」
 
 
『っ……違ッ、離して下さい…//』
みきが離れようと必死に抵抗すると、蓮は腰に回した手でみきの尻を撫でた
 
 
『ひゃ…!//』
 
さらに手は後ろから秘部に触れようと伸びていき、みきはどう反応していいか分からず目をギュッとつぶった
 
 
『…ぃ、嫌ッ……//』
 
 
 
 
その時だった――、突然勢いよく部屋の扉が開いた。
 
バァンッ―!
 
 
 
「よっ、総長!」
開けたのは黒髪で短髪の、無邪気な笑顔の似合う男だった
 
「夏樹(ナツキ)…てめぇ、ノックぐらいしやがれ」
 
 

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