テキストサイズ

友 時 恋

第2章 夏の思い出その①.海へ行こう



光「とにかく、全員強制参加です!」


結「はぁ?俺は……光「なんかいったぁ?」


結人の言葉を遮るように、光奈先輩が怒り顔で言う。


光奈先輩のボキボキと手を鳴らす音に、結人も反論する気にはならなかった。



光「よし!明日はみんなで海だぁ!
楽しみましょー!!」



皆「「おー……」」



テンションアゲアゲな光奈先輩と、テンションだだ下がりの一同。



明日がどうなることやら…。














******
翌日



青い空に白い雲。
青い海に真っ赤な太陽。



ギンギラに晴れた翌日。



光奈先輩以外はノリ気じゃなかった皆も、海を目の前にするとハシャいできている。


しかも、昨日よりメンバーが増えてるし。


京「海なんか久しぶりやなぁ、なんか懐かしーわ」


色黒で関西弁を喋る京太郎は、いつもよりテンションが高そうだ。



歩「溺れないように、気をつけないとね」

そう私に言う歩は、いつもと変わらずにっこり笑顔。



浩「……あつい…」


無口な森先輩も、今日はなぜか参加して、浮き輪までつけている。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ