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ヒーロー

第3章 "出会い"

女子の一人が言った。



「そいつ、絶対寄り道しないから」


「え、マジで!?」


「ウチ帰って絵描くんだもんね〜?」



「・・・っ・・・」


言葉が、突き刺さる。 僕は唇を噛んだ。


―ズキン。


「そっか。 じゃあ、ノートは明日かえ―」



僕は彼の言葉を最後まで聞かずに教室を飛び出した。



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