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ヒーロー

第4章 勧誘

ちょうどその時、ホームルームの始まりを告げるチャイムが鳴った。


「あー・・・あぁ〜もー! 紗綾、お前のせいだぞ!」

「えー? 何なんですか、さっきから」

「天才! またくる!」


城川さんは紗綾を無視して僕を指差すと、回れ右をして去っていった。

・・・あれ? ここの生徒なんじゃ・・・。


「変なの。 まぁ、いつも変なんだけど。 叶斗くん、いこ」

「え、う、うん・・・」


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