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ヒーロー

第4章 勧誘

「・・・カナ、くん・・・?」

「うん! 呼びやすいし・・・あ、でも、嫌だったら・・・」


「え、そんなこと!」


思わず大きな声が出た。 紗綾がびっくりしたように目を見開く。


「・・・あ、い、いや・・・その・・・嫌、じゃ、ないよ・・・」


声がだんだん小さくなる。

・・・は、恥ずかしい。



紗綾が見開いた目を細めて笑った。


「・・・よかった」


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