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ヒーロー

第2章 少女

吸い込まれそうなほど澄んだ、大きな瞳。 薄い茶色の瞳はガラス玉をはめこんだみたいだ。



少女はじっと僕を見つめてくる。


沈黙。


「・・・ご、ごめんなさい!」


恥ずかしくなった僕はなぜか謝って、逃げるように中庭から去った。



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