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どらくえ3

第4章 レーベ村

村に入ると、そこには道沿いに、屋台が並んでいた。

「結構いろんな店が出てるな」

「野菜、果物、革製品…」
「ちょっ、あれっ!見て見て!」

リサがそう言って走り出す。

「何?これ可愛い!」

―うげっ!?

緑色のコッペパンぐらいあるイモムシが数匹、かごの中を転がっていた。

「可愛いな~」

「リサ、本気か?」

「おや、お嬢さん?お目が高いね。こいつは活きがいいよー。アリアハンではあんまり手に入らないんだ。」

「何て言うの?」

「キャタピラーの子だ。美味いよ~」

―げっ!?食うのか?

「リサ、食材らしいぞ…?」

「う~ん、そっか、まあ蒸し焼きも良さそうだね」

―何て奴…。


ますますリサの感覚がわからなくなったアベルだった。

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