どらくえ3
第7章 いざないの洞窟
「いいわね、おどごどうじのがだい友情っでやづね、ずずーっ」
リサはなんだか涙ぐんで鼻をすすっている。
リサを見てアベルとイースは照れ臭くなって笑ってしまった。
「やれやれじゃな」
和解した二人を見て、ふーっとムタイも息を吐く。
「しかし、イースがいないとなれば戦力ダウンじゃなぁ」
「そうよね、前衛がしっかりいないとね」
「ああ、そうだった」
イースは自分の鋼の剣を抜くと、アベルに投げて渡した。
「えっえっ?」
「やるよ、ハナムケってやつだ」
「え?でも俺には振れない…」
アベルはそう言いかけて、妙に手に馴染んだ鋼の剣を見た。
「今なら使いこなせるはずだ、振ってみろよ」
アベルはイースに言われて振ってみた。
全く重さを感じず自由に振れた。
いや、重さを利用して剣を振るうことができるようになったのかもしれない。
「なっ?」
イースがいつもの調子に戻ってにやりと笑う。
「でも城で持ったときはあんなに重たかったのに…」
アベルは素直に驚いていた。
リサはなんだか涙ぐんで鼻をすすっている。
リサを見てアベルとイースは照れ臭くなって笑ってしまった。
「やれやれじゃな」
和解した二人を見て、ふーっとムタイも息を吐く。
「しかし、イースがいないとなれば戦力ダウンじゃなぁ」
「そうよね、前衛がしっかりいないとね」
「ああ、そうだった」
イースは自分の鋼の剣を抜くと、アベルに投げて渡した。
「えっえっ?」
「やるよ、ハナムケってやつだ」
「え?でも俺には振れない…」
アベルはそう言いかけて、妙に手に馴染んだ鋼の剣を見た。
「今なら使いこなせるはずだ、振ってみろよ」
アベルはイースに言われて振ってみた。
全く重さを感じず自由に振れた。
いや、重さを利用して剣を振るうことができるようになったのかもしれない。
「なっ?」
イースがいつもの調子に戻ってにやりと笑う。
「でも城で持ったときはあんなに重たかったのに…」
アベルは素直に驚いていた。