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ある日僕は、ラチェッタにリチャード･ブラウンについて詳しく聞いてみたいと思い、夕食の時間に聞いてみることにした。
「ねえラチェット。リチャード･ブラウンって、どんな魔法使いなの？」

ラチェッタは困った顔をしてから、
「答えづらいな質問だな･･･。
まあ、俺は嫌いなやつだ。」

そう言うとラチェッタは薪を拾いに林の中に潜っていった。

僕がムスっとして小さくなってきた焚き火のそばで暖まっていると、すぐ後ろから声がした。
「リチャード･ブラウンの事、教えてやろうか？」

僕はとっさに振り向いた。
天照だ！
笑顔であぐらをかいて座っている。

「教えてくれるのか？」

「あぁ、いいとも。」