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人類戦記

第7章 魔眼と魔腕

かなりの衝撃。

魔法使いだとは言え、少しはダメージが通っただろう。

しかし、違った。

負けたのは、竹で出来た剣の方だった。
剣にはヒビが広がり、半分程折れ曲がっていた。

ラチェッタは言った。
「まだまだだな。」
僕は怒ってこたえた。
「こんなのどうやるんだよ!
魔法使いにはこんな剣じゃ効かないだろ!?」
ラチェッタは冷静に返した。
「人間にも、少しは魔法が使える。
ほんの少しだがな。
その力を剣に込めて打ち込めば、どんな魔法使いだって、少しばかりダメージは受けるだろう。」

ラチェッタは続けた。
「お前には、‘’魔眼‘’がある。
魔法を駆使する魔法使いが持つ眼だ。
しかし、人間でもそれを持つ者がいるとは思わなかったぞ。」

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